○ 9月26日
え〜、失敗は成功の元なんて言葉がありますとおり。
間違いというものはですね、物事が進歩してゆくための原動力だなんて考え方もあるのでございまして…。
と、枝雀落語の枕を意識した書き出しで始めてみましたけど。
↓このように、
誤爆したがゆえに会話が成立するなど、「間違いを犯したがゆえ生まれた成果」というのが、この日のテーマだったような気もします。
…で、ここから本編に入っていくと思わせておいて、いきなり脱線を一つ。
「八月のアップデートに見つけた、素敵な重箱の隅ベスト1」を発表させてもらいます。
それでは、注目の第一位!
“個人決闘を申し込んだときの、返答待ちウィンドウ”
これは、待たされれば待たされるほど、なんだかドキドキと甘酸っぱい気持ちが湧き上がってくるので、お勧めです。
と、そんなわけの解らない発見をしつつ、闘技場でSSコンテスト用の撮影を手伝ってもらったあと。
「POT無しの条件で、バフチャムがバフヒルに必勝できる方法が解った」とか、大風呂敷広げながら勝負を挑んだわけですが。
ついつい、口を滑らして。
「MP消しすればいいんですよ!」と、戦う前に作戦をばらしてしまってたので。ロボハンマー装備でバッチリ対策されてしまい、結局負けるという失態をやらかしてました…。
でまあ、そもそも、なぜこんなに暇を持て余している感じになっているのかというと。
今日、文月さんが最後の挨拶をしに来るといっていたのに、いっこうに姿をあらわさないまま、待ちぼうけを食らわされてたからなのですが…。
本当に、待てども待てどもやって来ないので。
思いつく限りの暇つぶしをしてもなお余りある時間を、無駄に過ごす羽目になってました。
続々と待ちぼうけの仲間が増えてゆくなか、
ついには、モラドンで異星人まで捕獲してしまいました。
パーティーを組んでみると、なぜか事故と怪我と体調不良の話が盛り上がってるし。
暇は、人間を思わぬ行動へと駆り立てるもののようです。
で、早くも最悪のシナリオを予想し始めたりもしてしまってたのですが。
みんな、「まさか、そんなはずはないよね」と、文月さんを信じ続けていました。
しっとりとした、こぼれ話なんかもしちゃったりして。
いつ文月さんが来てもいいように、現場のムードを高めていたのに。
主役不在……。
と、そこへ。
どんよりとし始めたこの状況を打破する、謎の生命体が!
もしかして、遂に主役登場なのか!?
と、思いましたが。
たんなる偽者だったようですね。
しかし、藁にでも縋りたくなるのが人の情というもの。
時代は救世主を渇望していたのです。
そして、民衆の願望は、新たな偶像を次々と生み出し始めました。
これには、まじで引っかかりましたよ。
そんなこんなで。
とか、文月クローン計画という、大いなる暇つぶしを遂に発見して喜んでいると。
めちゃくちゃ騙されている人が登場して、一気に興奮度はマックスへ…。
と、第二号が登場した瞬間、この夜の出来事は伝説になりました。
主役が来ないからこそ大盛り上がりになってるという、わけの解らない状況ですが。
これはこれで面白かったので、もう本物のことそっちのけになってきてます。
クラン文月が設立されたり、
なんだか、これで納得みたいな空気まで生まれてましたから、恐ろしい話です。
で、もはや一人歩きし始めた、文月クローン計画はというと…。
ここまでくると、さすがに無理が生じて来ているので。
新方式が考案され。
試行錯誤の結果。
とうとう、見た目的には完璧な再現度で、キャラを複製する技術が開発されるに至りました。
と、こんな感じで。
当初の目的からまったくかけ離れた集会になってしまっているし、あまりにも無駄な技術ですけれど。
なんかとても高度で素晴らしい成果のような気がしてしまうのは、暇すぎて感覚がおかしくなってしまってるせいなのでしょうか…。
とりあえず、もう三時間以上待たされて、日付も変わってしまっているので。
今日のところは諦めて、みんな寝ようという流れになって、そのまま解散してしまいました。
その日のモラドンでは、
こんな露店コラボレーションが生まれてたりもしたようですが。
肝心の文月さんはというと。
実は、午後九時からすでにグッスリ睡眠をとっていて、翌朝六時にログインしたのだとかいう、許し難い早寝早起きっぷりを炸裂させていたそうですよ。
まあ、時間通りに来ていたら、こんなに面白くはならなかっただろうし、アリかナシかでいえば、アリなんですけどね…。