○ 9月4日


 秋の気配も深まる、運動会日和なこの日。

 真夏のアップデート祭り第二段である、最強クランパーティ決定戦が開催されました。




 会場になるバトルフィールドに入ると、もうすでに個人戦用の部屋は人で溢れかえり、ウォーミングアップがてらに殴り合う人たちなどの熱気でムンムンしています。







 うちのクランもトーナメントにエントリーし、まずは初戦を勝ち上がろうと、気合いを入れて臨みましたが。



 レンタルアイテムのDTH+6を装備したりとか、強化しても意味の無いところまで力を入れてしまってた闇雲さに、ちょっと空回りの予感も抱かなくはなかったです。






 この日は出場予定のログさん二人と、補欠のプリさんが、都合のため欠席していたので。

 プリ3、ウィズ3、ウォリ1の7人で戦わなければならないという、少し厳しい状況になっていて、さすがに不安感がおおきかったりしましたけど。





 その代わり、来るはずないと思っていた文月さんが、生まれ変わった姿で応援しに来ていて、







 ちょっこすリラックスさせてもらいました。



 しかし、最後に会ったのが31日だから、ぜんぜんご無沙汰してた感じもないんですが…。

 逆浦島太郎状態なんでしょうか、この人は。







 と、そんなことを思ってるうちにも、そろそろ試合の時間です。



 自分達が出るのは第三試合なので、まずは観客として楽しんだわけですけど。



 「試合の妨害を防ぐため、いまから観客の皆さんには死んでもらいます」という、恐ろしげなメッセージが流れ始めます。

 なにか、秘密のGMコマンドがあって、スマートに処理されるのかと思いきや…








 単に、ボルケ二君で力まかせに殺されるだけという、なんとも原始的な手段。




 しかも、いくら極悪な範囲攻撃があるとはいえ、部屋自体が広いから、なかなか全員綺麗に殺しきることができずにいましたし。

 もたもたと試合開始時間が遅れ始めていたので。暇つぶしに、ふと思い出した、「武器を小さくする裏技」で遊んでみたりしてましたよ。





 うーん、まるっきりチュッパチャップスですねぇ。

 お菓子を食べてる途中に眠たくなった子どもみたいです。







 そんな感じで、試合の始まらないまま待たされていた、9時8分頃。



 と、トーナメントと同時刻に始まってた戦争が、酷いありさまで終了してしまったようですね。


 ほれ見たことか、と。会場内のゲンナリ度が急上昇してました。




 そもそも、イベントと戦争の時間がかぶるようなスケジュールを組んでいる時点で、プレイヤーの気持ちへの配慮が足りないなぁと思わされるのに。

 それに加えて、怪物より人間が多い人口比率と、トーナメントに出場してるのが大半が怪物クランであることを考え合わせれば、数のバランスがどうなるかなんて、誰にでも予想できることなのに…。




 結局、可能性を把握しながらも、事前に対策する手間を惜しんだせいで。あとあと作業が増えたり、評判を落としたりと、損する分が大きくなってるだけなんだから。もう少し、ちゃんと考えて運営して欲しいものです。







 そんなこんなで、試合以前の段階で波乱ぶくみとなったトーナメント戦。




 いよいよ開始のゴングが鳴りました。





 まあ、イベントはイベントとして純粋に楽しむか、と気持ちを切り替えて観戦モードに入りましたが。

 部屋の壁際で死ねという指示があったからそうしたのに、その場所からだと、遠すぎて戦いの様子が見えないという落とし穴が…。




 しかも、いきなりお調子者が試合に乱入してきたりしたみたいで、妨害を防ぐ手だてが穴だらけなことも判明。







 でも、良く考えれば、これがいつも通りのテラの実力という気もしないでもないですね。





 試合自体は、殺戮パンダ隊こと響黒刃会チームの勝利でした。




 第二試合は、前線特殊部隊のセカンドチームと、ウィーン少年合唱団のファーストチームとの対決で、非常に面白そうな組み合わせだったのですが。


 その次は自分達の試合だし、多分、内容が何もみえないだろうから、ちょっと早めに部屋を出て、試合のスタンバイをしておきました。




 ログ不在のまま、7人で勝ち抜くための最終打ち合わせするはず…、でしたが。






 なぜかミニコントが始まってる、ほのぼの感。



 もともと、相手チームにチャームプリとウィズがいないことに着目して、選択可能な戦い方のバリエーションを狭めてゆく形で、追い込みをかけてゆく作戦は立てていましたし。

 特に大筋での変更はなく、なんとか序盤を粘り切ろうっていう、気合いの部分を高めあうくらいしか、やることは残ってませんでしたからね…。






 そうしてついに、試合開始直前。

 まさにいま始まろうかというところで、ヒールプリのモグロさんに電話がかかってきたりしたようで、




 なぜ、このタイミングでそんなことが!?

 というようなトラブルを巻き起こしてしまってたようですけど。そんなドタバタはおかまいなしに、無情にもゴングは鳴らされます。









 まずは、できるだけ早くログを倒して、ウォリとプリだけの動きの鈍いパーティーになってもらおうと、速攻で狙ってみたら…。

 かなりスムーズに目的を達成することができて、序盤の滑り出しは好感触でした。




 あとは、ウォリ3人との距離に気をつけつつ、戦力を一人ずつ削り取ってゆけば何とかなりそうだったので、ホッと一安心ですよ。







 ちょこまかと、横からちょっかいをかけていると。

 半分偶然ですけど、ウォリの動きをばらけさせ、戦いの輪から引き離すことができたり、なかなか面白い立ち回りができて楽しかったです。









 そうして、最後にいばいばさん一人だけが残った状況になったには、こちらもヒールプリを倒されてたりしましたけど。

 もはや、多勢に無勢。あっさりと勝負は終わります。








 よーし、なんとか勝ったー。と、思いつつ、後ろを振り向いてみると…、



 なぜか、むこうのヒルプリさんが、一人で座って休んでました。





 なんで休憩してるんだろう? と思いつつも、とりあえず倒しましたが。





 やはり、謎は深まるばかり…。




 良く状況が分からずにボーっとしてると。






 どうやら、あちらはあちらで、またいろいろアタフタしていた。ということみたいです。







 なにはともあれ、一回戦突破。

 勝てるかどうか、蓋を開けてみないとさっぱり解らない状況だっただけに、嬉しさもひとしおですね。












 あとはもう、気楽に観戦をするのみなので、ぬいぐるみ倶楽部 vs Cautionの戦いに声援を送りましたけど。


 さすがにアギトさんたちウォリの突進力と、それを盛り立てるパーティの連携とにペースを取られてしまい。ぬいぐるみ倶楽部の敗北でした。




 そして、この日はもう一試合。竜旗 vs Night_Mareセカンドチームが戦う予定だったんですけど。


 運営側がそれをトチッてしまい、




 またもや、試合以外の部分で大荒れに。





 結局、この試合は明日の第一試合として持ち越されることになり、今日のところはトーナメント戦終了です。






 こうしてトーナメントをしている間にも、ブレスを占領され続けているという、侵略戦の悲惨な状況が連合チャットで伝わってきてましたので。


 圧倒的多数で…、というか、怪物側が圧倒的少数なのをいいことに、好き放題やっている人間さんを一丸になって排除しにいくことになりました。




 ブレスは制圧されてしまってるので、モラドンからルナ前へと飛び。無敵時間の間にゲートを使って、リナトで集合。







 そこからさらに、ベルルアに移動して、







 一気にブレスへ突撃します。









 なんだか、笑えるくらいに魔法のエフェクトが出てましたけど。









 みんな、チグハグなイベント進行に付き合わされたイライラ感を、ここぞとばかりに解消させようとしてるかのような恐ろしい勢いでもって、奪還していました。







 この時点から参加した自分なんかは、むしろオイシイ思いをしてたりもするんですけど。

 最初からカルス側で参加していた人たちは、一時間以上辛い目にあわされっぱなしだったんですよね…。







 はじめからトーナメントと戦争の時間をずらしていれば、こんな事にならなかったのにー。



 ということで、戦争開始の時点から参加していたうちの一人、ドクター荒井さんも、大魔神怒るの巻ですよ。






 その後はカルスも安定した戦いっぷりで、防衛できましたけど。

 ふとそこで、目をやった先に、またもやいるはずの無い人の姿がありました。





 月々分割。この人は、なにをやってるんでしょうか…。







 って、そりゃあ、作りたて、生まれたての姿のままのプリなんだから、当然でしょうに。


 しかもなんか、クランはいってチャットしやすくしようとしてるし、長居する気マンマンじゃないですか…。






 とかなんとか言いながら、今日もイスルで狩りに励みます。



 まずは、かるーくデルビッシュファウンダーのハズレくじをこなしてから、






 ハーピー狩りにいそしんでいたわけなのですけど。






 とか、面白エピソードまで作ってくれたりするし、どこからどう見ても現役バリバリですね。






 途中、トロルキング狩りパーティーから応援要請があったので、一時ハーピーを中断して、そちらに協力。






 しかし、残念ながら、結果はハズレ。












 そしてまたハーピーに舞い戻って、真面目に狩りを続けます。


 いや…、こんな世間話をしつつ、





 ノヴァ釣り二面で、フィーリングまかせに経験値を貪ってました。






 ミラージュダガーをドロップするようになってから、ハーピーの人気が上がってるのか。

 人が抜けては、またやって来る、の展開が何度も続いて。なかなか切り上げるタイミングもつかめないまま、眠い目をこすって頑張ってましたけど。




 二時になって、さすがにみんな限界が来たのか、こぞって落ちることになったので、ようやく終了。




 疲れましたけど、こんな調子で毎日頑張れば、lv62もすぐそこですね。





 イスルを出るとき、こんなメッセージがながれてきて、




 アップデート後に即座にレンタルに出してたアイテムに、ようやく借り手がついたみたいで、そちらも一安心。


 しかし、使用料金から10%天引きされてるし、レンタル呪文書の9万と修理費を考えると、ほとんど儲けてない気が…。



 ちなみに、あとになってから気づきましたが。

 シェル系とかもステータスの制約上、使う人が限られてくるので、防具に関しては、高価なものがレンタルの需要があるということにはならなさそうですね。


 ユニーク盾とかなら、試しに使ってみたい人も多いし、人気が高そうですけど。








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