○ 4月29日
レベルアップまで、残りあと2%を切って。
まさしく、ラストスパートに差し掛かってきました。
というわけで、出来ればもう今日中に上げてしまう意気込みで狩りを始めていると。
そこへなにやら、思わぬ闖入者の登場ですよ。
Insurrectionの中ではもう、「文月さんといえば馬車馬」という等号式が固まりきっているので。
さっそく強制的にパーティーへ参加させて、即座に狩りの現場まで召喚してあげました。
ええ。文月も、たいへん喜んでいたようです。
まあ、そんなことをしつつも。
お久しぶりの登場ということで、やはり気になってくるのは、以下のようなポイントなのですが。
なにやら含みを残した物言いをするのみで、明言を避けるところが意味ありげですね。
とりあえず、根っからの馬車馬根性で、狩りのお手伝いをしてくれることになりましたけど。
しばらく狩りを続けたあと、補給などしながら一息ついている時のこと。
やはり、こういう話が出てきてしまいました。
すでに久しくプレイが途絶えていたところへ、わざわざ挨拶しに訪れてきてくれたのですから。
名残を惜しむ意味でも、最大限のおもてなしをしなければなりません。
ゆえに、しごき教室も、今日は最大限。
もうLevel MAXで苛め抜きますよ!
なかでも、Fをかけるように要求しておいて、もらったらすぐに切り続けるという。
この、どこまでも妥協のない、しごきの芸術には、思わず感涙してしまいましたけど。
そうやって遊んでいるところへ、またいきなりこんなテロップが流れてきました。
公式のアナウンスどうりなら、ようやく今回から、正式に稼動し始めることになってるみたいですし。
真面目に参加しなくてはいけないと思うのですが。
やはり、ネタのほうへ心が傾いてゆくのを、止めることができません。
しかし、こうした楽しく話を続けているのも、束の間。
十二時を過ぎて、文月さんが帰りたいオーラをビンビンに発射し始めました。
とりあえず、アイテムの受け渡しをしたそうなアクションを見せているのは、無視しておいて。
そのままひたすら、話を引っ張り続けてみます。
そうしているうちに、ひとまずその場は受け渡しを拒否することに成功したので。
みんなの目を盗みつつ、例のネタを仕込みに行きました。
とか、勝手な憶測の飛び交うなか、パパッと仕事をこなして。
…と、やるべきことはバッチリやり抜いておきました。
ごく一部の、限られた層の人たちからは。
こうして、即座に反響も返ってきてたので、好感触っぽい印象を持ちましたけど。
この応援で、当選までこぎ着けられるかどうかは、まったくの別問題です。
そのあとは、ルポスン城のまえで、見知らぬ人から謎の敬礼を受けたりしながら。
まだまだしつこく、受け取る受け取らないの押し問答バトルを続けていましたけど。
強引な押し切りで、こちらの勝利かと思っていた、その矢先。
思わぬ盲点から突破されて、逆転負けをする結果となってしまいました。
もうさすがにそこで観念したので、最後はゆっくりとした時間を過ごしつつ。
うっかり、王様(予定)の演説に耳を傾けてしまったりもしていましたが。
最後の最後の、キメの瞬間ですら。
後ろで面白ポーズをとっているモリに、存在感でボロ負けしていたのが、なんとも文月さんらしくて笑えました。
という、別れの挨拶とともに。
存在感を薄めながら、ログアウトしてゆくのを見送ったのですけど。
落ちた瞬間から悪態つかれてたりする、このキャラクターは。
どんなに存在感が薄かろうと、他に代わりのない貴重なものとして、みんなから愛されていたことだけは、はっきりくっきり確かです。
このあと、レベルアップまで、もう一息というところだったので。
気持ちを切り替え、狩りをするために場所を探してうろついていた、その道すがら。
まさに王者の風格で、堂々と寄生している人の姿を見つけたりしながら。
最終的には、ゴーレムに落ち着いて、最後のダッシュをかけてゆきます。
そしてついに、念願のレベルアップ!
スキル的には、新たに覚えられるものもなくて、ちょっと寂しかったりもしますけど。
ステータスを全部筋力に振って、心持ち攻撃力がアップしたことは、素直に喜んでおきました。